家を建てるまでの仮住まいはどうする?マイホーム完成までの住まいについて

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<記事の情報は、2023年9月1日時点のものです>

家の建て替えを計画したとき、必ず直面するのが「マイホームが完成するまでの住居」の問題です。

賃貸物件に住んでいて新築物件を購入するといったケースとは違い、建て替えでは今まで住んでいた家を取り壊すことになるので、新居が完成するまでの間、何処かに住む「仮住まい」を確保する必要があります。

仮住まいは通常の賃貸とは違い「建て替えている間だけ」という住む期間が限定されるのが特徴です。

新築する家の規模や工法にもよりますが、建て替え期間は4ケ月~6ケ月、どれだけ長くても1年が一般的です。

短期間に、仮住まいへの引っ越しと仮住まい先から新居への引越しを2回する必要がありますし、今の住まいの電気、ガス等の停止、仮住まい先での電気やガスの利用開始や、住所移動の手続はどうしたらいいのか等やるべきこと考えるべき細かな手続がいくつもあります。

この記事では、仮住まいに関する諸問題について解説します。

またここで1つ、本文に入る前に重要な質問をさせてください。

「注文住宅や建売住宅といったマイホームを購入するとき、最優先でしなければいけないことは何かわかりますか?」

土地の調達でしょうか?住宅ローンの設定でしょうか?

もちろんこれらも非常に重要ですが、さらに重要なことがあります。

それが「ハウスメーカーを徹底的に比較検討する」こと。

多くの人が、「知名度が高い」とか、「価格が安い」とかいう理由で比較検討せずにハウスメーカーを決定してしまいますが、実はこれ非常に危険

特に多いのが、住宅展示場に足を運んだ際に、言葉巧みな営業マンに流されてその場で契約をしてしまうパターン。住宅展示場の住宅モデルはオプションがフル装備されていることが多いため、住宅展示場の家と実際に建てた家のギャップにがっかりする人も多いんです。

これだと、大金を払ったて建てた家が大きな損になってしまいます。

そうならないためにも、事前にハウスメーカーを徹底的に比較検討することが大事になってきます。

しかしながら、「全国に無数にあるハウスメーカーに1つずつ連絡をするわけにもいかないし、そもそもたくさん比較するなんて無理!」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか?

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それではここから本文に入っていきますよ。

仮住まい先を探し始めるタイミング

建て替えを計画してから仮住まいを始める流れは、次の通りです。

①建築計画を建てる
②仮住まいを探し始める
③仮住まい物件に関する賃貸借契約
④引越、各種手続
⑤取り壊し開始~建築開始

仮住まいは、余裕を持って家の取り壊し開始時期より2~3ヶ月前から探し始めるのがお勧めです。

夏や秋は、市場に出回る物件が少なくてなかなか見つからないことがありますし、1~3月は人の動きも活発になりますので物件が多く出る半面、早く契約しないと希望物件はすぐ埋まってしまう傾向にあります。

またマンスリーマンションやウイークリーマンションは事前予約が必要なため、直前になって探し始めても、予約が取れないこともあります。

探し始める時期が早すぎると「もっと直近になってから来て下さい」と不動産会社に断られる可能性もありますが、早めに探し始めて複数候補をピックアップして、申し込むのは直近にするといった具合でちょうど良いと言っても過言ではないでしょう。

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仮住まいにはどんな費用がかかる?

仮住まいには、一般的に次の費用がかかります

①賃貸物件契約費用
②引っ越し費用

です。

賃貸物件契約費用、引っ越し費用その他細々とした費用を合わせると、仮住まい期間3ケ月で概ね80~120万円がひとつの目安の金額です。

借りる物件の家賃や仮住まいの期間、トランクルームを借りるか等細かな条件で変わってきます。

仮住まいを実家にした場合は、賃貸物件の契約費用や賃料はかかりませんが、引っ越し費用はかかります。

仮住まいの負担を軽くする2つのポイント

仮住まいの負担を軽くするには、次の2つがポイントになります。

①仮住まいの初期費用を抑える
②引っ越しの負担を軽くする

①仮住まいの初期費用を抑える

定住ではなく数か月程度の文字通り「仮の住まい」なのですから、あまりお金をかけるのは現実的ではありません。

賃貸物件を借りる場合は、狭い、駅から遠い等少々不便で条件が悪くても、賃料の安い物件を選ぶのがお勧めです。

不便でも暮らす期間は短期間であるのは初めから分かっていますし、仮住まいが不便だった分、新居がことさら快適に思えるので、通常の賃貸のように時間や労力を使って物件を探す必要はないでしょう。

②の引っ越しの負担を軽くすることについては後述します。

ハウスメーカーの提携物件を利用するのが一番楽でお得

仮住まいに関する初期費用や負担を抑えるには、建て替えを担当するハウスメーカーや建設会社が提携している不動産会社の賃貸物件を利用するのが一番良い方法だといえます。

初めから仮住まいに一般の賃貸物件を探すケースは少なく、ハウスメーカーや建築会社には大抵提携している不動産会社や同じ系列の賃貸不動産会社がありますので、提携している賃貸物件を紹介してもらって住むのが一般的となっています。

ハウスメーカーと提携している物件なら、物件を探す手間が省略できますし、工期が長引いた場合でも、賃貸契約期間を伸ばしてもらえる等の融通がききやすいが大きなメリットです。

提携している賃貸物件なら、建替えを前提としての賃貸で月単位の契約ができる、敷金礼金は不要というのもメリットです。

但し仲介手数料は必要なのが一般的で、火災保険には加入する必要があります。

また退去時にクリーニング等の原状回復費用がかかるのも、一般の賃貸住宅と同じです。

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提携物件は、探す手間が省ける、初期費用が抑えられて契約期間も融通が利く等仮住まいに最適ですが、荷物が多い、ペットを飼っている、通勤圏内に提携物件が無い等の理由でハウスメーカーが用意する賃貸物件では難しい場合は、別途トランクルームを借りるか自分でペット飼育可能等条件に合った賃貸物件を探す必要が出てきます。

小学校や中学校に通う子供がいる場合

義務教育期間中の子供がいる場合、基本的に学区が変わると転校の必要が出てくるほか、市町村への住所変更や学校に関する届出が必要になりますので、学区が変わらない範囲で物件を探す必要があります。

但し建替えに伴う仮住まいの場合は、区域外通学が認められることが多いので、

自治体の教育委員会等に相談してみるとよいでしょう。

ペットを飼っている場合

ペットを飼っている場合、仮住まい先にはペット飼育可能の物件を探す必要があります。

また「ペット飼育可」であってもマンションタイプではハムスターや小鳥、小型犬や猫等小さな生き物に限られる場合が多いので、大型犬を飼っている場合等は、大きめのペット飼育が可能な物件、例えば一戸建ての賃貸等を探す必要があるでしょう。

もしペット可物件が見つからなければ、ペットを預かってくれるところを探す必要が出てきます。

ペットサロンでの一時預かりサービスやペットホテル等、ペットを預かってくれる施設も増えてきていますが、建て替え期間は数か月に及ぶのが一般的ですので、数日間のペット預かりサービスでは難しいところです。

ペットホテルは長期の利用が可能ですが、費用が一泊2,000円~6,000円台と幅があり、月単位だと仮に一泊2,000円でも6万円を超える高額になってしまいますので、よほど資金に余裕が無い限り現実的とはいえない選択になります。

夫や妻の実家が一戸建てで余裕がある場合では、実家に預かってもらうというのも選択肢の一つです。

しかし長期間住み慣れた家と飼い主の元を離れて生活するのは、ペットにとって大きなストレスになってしまいます。

ペットを飼っている場合はなるべく一緒にいられる方がペットにとっては安心でき、また飼い主にとっては金銭面で助かるため、提携先の物件がペット飼育可でなければ、一般の賃貸物件を探すことがお勧めだといえます。

もしどうしてもペット可物件が見つからない、実家で預かってもらえない時は、ペットホテルに預けてまめに様子を見に行くことになるでしょう。

車がある場合

車がある場合は、駐車場付きの物件か、別途駐車場を借りる必要があります。

駐車場の契約は月極めである場合が多いので、短期でも借り易いことが多いです。

駐車料金は郊外では月額1万円程度のところもありますが、市街地や都心部では月2万~5万円程度と、地域によって幅があります。

賃貸契約における敷金、礼金について

敷金は差し入れても、退去時に原状回復費用を差し引いた分が戻ってくるので少々高くても「預け金」として考えればよいでしょう。

但し家主に払う「礼金」は戻ってきません。

最近は礼金がかからない物件も増えてきていますので、なるべく礼金0円又は低い金額の物件を探すのがお勧めです。

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自分で仮住まいを探す場合

提携物件ではどうしても条件が合わないので自分で仮住まいを探す場合は、次の3つの選択肢があります。

①一般的な賃貸物件
②ウイークリーマンションやマンスリーマンション

実家が近くにある、少々遠くても通勤圏内にある等であれば実家も仮住まいの選択肢になり得ます。

①一般的な賃貸物件

一般的な賃貸物件は、数が豊富で希望条件に合った物件が見つかり易いのが魅力です。

しかし契約期間が基本的に「年単位」になるのが注意すべきポイントです。

仮住まいの場合、前述しましたが平均的な建て替え期間は4ヶ月から6ヶ月が一般的でどれだけ長くても1年程度です。

家主側にとって一番迷惑なのが短期間で退去されることです。

退去されると、新たに入居者を募集する手間や短期と言えども退去後にはハウスクリーニングの費用がかかるからです。

短期間での退去の防止策として、一般的な賃貸物件の場合、契約期間は2年間に設定されていることが殆どで、月単位や1年単位での契約には家主が応じてくれにくいことが考えられます。

短期解約違約金の特約に注意

また最近では賃貸借契約の中に「契約後1年未満での解約は、家賃2ケ月分の短期解約金、1年を超えて2年未満の場合は家賃1ヶ月分の違約金を支払う」といった「短期解約時の違約金」の規定を設けた契約が増えてきています。

短期違約金規定は一見賃借人に不利な契約なので無効に思えますが、実際の市場では違法ではないとして解釈、運用されているのが一般的です。

契約前によく確認し、規定がある場合は事情を説明して短期違約金規定を外してもらうように努める等しておかないと、退去時に思わぬ金額の請求に驚きトラブルに発展する可能性があります。

また短期違約金規定を外す代わりに礼金を要求される等の可能性も考えられますので、注意が必要です。

②ウイークリーマンション、マンスリーマンション

ウイークリーマンションは、1週間単位、マンスリーマンションは1ヶ月単位で借りられる形態の賃貸物件なので、仮住まいにはうってつけといえます。

しかし一般的な賃貸物件に比べて家賃が割高である点と、単身者向けのワンルームタイプが多くてファミリータイプの部屋が少ないのがデメリットです。

また生活家具一式が揃っている部屋が多いので、自分の家電や家具等の荷物を別途費用はかかりますが、一時的にトランクルーム等で保管する必要があります。

ウイークリーマンションやマンスリーマンションは、短期でも借りやすいのですが、単身者向けの部屋が多いので、家族だと2部屋借りる必要が発生したり、家賃が一般の賃貸物件に比べると高額だったりするため、建て替え期間が長い場合は一般の賃貸物件を借りた方がかえって安く済む場合もあります。

単純に借り易さ等で判断することのないように、よく検討することをお勧めします。

一例としてマンスリーマンションをご紹介します。

大東建託のマンスリー賃貸

100万戸を超える大東建託の管理物件の中から、希望条件に合った物件を紹介してもらえます。

月単位で契約でき、工期が延びた場合でも一ヶ月単位での期間延長契約が可能です。

仲介手数料、敷金、礼金が無料で、申し込みから最短で7日後に入居できるスピーディーさも魅力です。

お金は使わなくて済むが気は遣う?~実家住まい

建て替える家の近くや、近くでなくても通勤圏内に実家があるなら、建て替え期間中は実家に身を寄せるという方法もあります。

実家を仮住まいにする最大のメリットは「探す必要がない」ことと「家賃がかからない」ことです。

引っ越し費用はかかりますし、実際にはしばらくお世話になることへのささやかな感謝の気もちとして、家賃や食費代わりのようなお金を支払うことがあるかもしれませんが、一般的な賃貸物件の契約費用や家賃、光熱費に比べればずっと安い金額で済みます。

また実家なら退去時期も気にせずに、基本的にはいつまでもいられるのも大きなメリットです。

しかし夫にとっては、妻の実家に身を寄せる、妻にとって夫の実家に身を寄せるのは、短期とはいえ気を遣うものです。

また日頃の関係が良好であっても、いざ日常生活を共にするとそれまでにはなかった軋轢や確執が生まれる可能性もあります。

「気を遣うくらいならお金を使った方がよかった」と後悔することもありますので、前述のウイークリーマンション等と同様に、安易に考えずによく検討することが大切です。

タイミングが合えばURの賃貸物件を利用するのもお勧め

UR(UR都市機構)の物件なら、礼金、更新料、仲介手数料、保証人不要で、短期でも借りられます。

敷金は一般的に家賃の3ヶ月分差し入れる必要はありますが、敷金は退去時の原状回復費用に充てられ、残った分は返還されます。

短期間の仮住まい期間中、傷をつけたり汚したりしないよう気をつけて居住すれば原状回復費用もさほどかからずに済みます。

但し家賃は一般の賃貸物件とあまり変わりませんし、常に希望の地域に空いている物件があるわけではありません。

またペット不可の物件が殆どですので、ペットを飼っている場合は難しいことが多いでしょう。

しかしもし希望する地域にURの物件が空いていれば、仮住まいの選択肢に入れて検討してみることをお勧めします。

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荷物の預かり

荷物をできるだけ減らしても梱包を解かずにいても、仮住まい先に全ての荷物を入れるのは難しく、入りきらないのが一般的です。

入りきらない荷物は、トランクルームや引っ越し会社の「荷物の一時預かりサービス」を利用することになります。

また実家に荷物を置くスペースがあるなら、仮住まいに利用しなくてもせめて荷物を置かせてもらうことで、保管に係る費用を抑えることもできます。

実家に荷物を保管させてもらう時の注意点

自分の実家や義実家に荷物を保管させてもらう場合、必ず「後から必要になるものだから捨てないでください」ということをはっきり意思表示して、自分たちの荷物だということをわかるようにしておきましょう。

荷物保管期間中に、実家が大掃除をしたり粗大ごみを出したりするときに、間違って処分されてしまう可能性があります。

自分の親ならまだしも、義理の親に自分の大切にしていたものを捨てられてしまうと、後々しこりが残る可能性が大きくなります。

楽器や高価な品物は専用のトランクルームに

トランクルームは、屋外の空き地にコンテナがいくつか設置されているタイプが一般的です。

ビルや広い建物内に設けられているトランクルームもありますが、屋外に比べると費用は割高です。

屋外のコンテナタイプは費用が安い分空調や湿度管理はされておらず、本当に「ただ単に荷物を預かっているだけ」の状態が多いので、絵画や電気器具や精密機器、高価な着物や毛皮等は故障や傷みの原因になることもありますので注意が必要です。

またトランクルームや、引っ越し会社の一時預かりサービス側から、ピアノや絵画等は預かりを断られることもあります。

整った環境で安心して荷物を預けられる専門の倉庫を利用するのがお勧めです。

三菱倉庫

ピアノの他エレクトーン、弦楽器も預かってもらえます。

保管料の他、入出庫料がかかりますが、ピアノ等デリケートな楽器がある場合や精密機械、着物や毛皮等高価な衣類は、費用が高くても専用のトランクルームを利用することをお勧めします。

荷物の出し入れが便利に行えるサービスもある

トランクルームには荷物を預ける時や預けた荷物を出す時は自分で出向く必要があります。

仮住まいの近くにトランクルームがあれば問題ないのですが、一般的にトランクルームは、住宅街から離れたところにある場合が多く、出向く時間と手間が意外にかかるものです。

「宅トラ」なら、パソコンやスマホから支持するだけで業者が荷物をトランクルームから取り出して希望場所に配達してもらえます

配送はクロネコヤマトなので安心です

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仮住まいへの転居に関する各種の手続

仮住まいへの引っ越しに伴って、行うべき各種の手続があります。

住民票の移動はするべき?

建て替えの仮住まいの場合は、住民票の移動は必要ありません。

住民基本台帳法では、住所を移動したときは2週間以内に届け出ることと定められています。

しかし新しい家に1年以内に住むことが決まっている、仮住まいの期間が1年未満の場合は、住民票を移動させなくても問題ないという扱いになっています。

前述のように、子供の学区が変わる場合も仮住まい期間中なら転校の必要も基本的にはありません。

建て替え期間中は、住民票の移動はしなくても問題はありません。

電気、ガス等の手続

仮住まいに伴って、日常生活のインフラについての手続が必要です。

①郵便の転送届

郵便は転送届を出しておきましょう。

郵便局の窓口でもできますが、わざわざ郵便局に出向かなくてもパソコンやスマホからでも転送依頼ができます。

e転居

転送期間は、「届出の日」から1年間です。

②電気、ガス、水道の利用停止、利用開始

電気やガス、水道は、利用の停止のみや、利用停止と転居先での利用開始を同時に申し込みができる等サービスが充実しています。

電話でも対応していますが、時間帯によってはつながりにくいことも多いです。

大抵の電力会社やガス会社、自治体の水道局ではホームページから手続ができるようになっていますので、パソコンやスマホからだと待ち時間もなく簡単に手続できます。

また利用停止の場合、電気でもガスでも「利用番号」を求められます。

利用番号は「使用量のお知らせ」や請求書等に掲載されていますが、わからなくても、使用している住所と契約者名で手続はできますので、さほど心配はいりません。

ガスの閉栓、開栓

ガスの「開栓」は、立ち会いが必要です。

立ち会わなければ開栓できません。

ガスの使用停止(閉栓)は、ガスメーターが屋外にある場合は立ち会い不要です。

但し室内やオートロックのマンションの建物内にメーターがある場合は、閉栓でも立ち会いが必要です。

電気と水道は、利用の停止や開始する際に立ち会いは「不要」です。

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引越し

建替えの際の仮住まいで最も大変なのが、引っ越しです。

引越しは一度でもかなりの労力と費用がかかりますが、建て替えの場合は仮住まいへの引っ越しと新居への引っ越し、2回行うのですから大変です。

最近では、「建て替えパック」なる商品を各引越業者が扱っています。

通常の引っ越しを2回依頼するよりも費用面でお得になる他、荷物の預かりサービスもあるので、利用すれば費用や労力の負担を軽減することができるでしょう。

大手引っ越し会社の建て替えサービスを3つご紹介します。

ヤマトホームコンビニエンス 建替え引越パック

宅急便のヤマト運輸が運営している引っ越しサービスです。

2度の引っ越しのほか、「家財の一時預かり」や「不要な家具の処分」等建て替えに伴う数々のサービスを請け負ってくれるので便利です。

引っ越し費用だけなら他社の方が安く済むかもしれませんが、荷物の預かり場所を探す手間が省けるので、建て替えの際の仮住まい特有の煩わしさを少しでも軽くするには、お勧めです。

※但しヤマトサービスコンビニエンスは引っ越しについて現在新規の受付を行っておらず、また再開時期は未定です(2019年1月現在)。

引越しのサカイ 建て替えコース

建て替えに伴う引っ越しと、一時的な荷物預かりを行ってくれるサービスです。

アーク引越しセンター 建て替えプラン

荷物の一時預かりはセットになっておらず、別途オプションとして利用する必要があります。

また不用品の処分もオプションになります。

建て替えパックは無くても、通常の引っ越しと荷物一時預かりサービスを併用できる引っ越し会社もあります。

見積りサイトを利用しよう

建て替えサービスを利用しても、やはり引っ越しにはお金がかかります。

引越し業者の複数見積サイトを利用して、予算に合った引っ越し会社を選ぶことも、費用を抑えるのに役立ちます。

引越し侍

アーク引越しセンター、アート引越センター、アリさんマークの引越社、サカイ引越センター、クロネコヤマト引越センター等大手引越し業者から地元密着の引っ越し会社まで、複数の業者に見積依頼をすることができます。

利用料は無料で、複数の業者の価格を比較できるので便利です。

仮住まいの引っ越しを楽にする2つのコツ

一度でも大変な引っ越しを短期間に2回行わなくてはいけない、仮住まいの引っ越しの負担を減らしてなるべく楽にするコツが2つあります。

①物を減らす

仮住まいに限りませんが、引っ越しの大変さを少しでも軽くするには、「物を減らす」ことが有効です。

当然ですが、物を減らせば減らした分梱包、運ぶ、開封の3つの手間が省けます。

建て替えでは短期間に引っ越しを2回行う必要があるので、余分なものを処分して必要なものだけにすることがなおさら大切になります。

引っ越しは不用品を処分する大きなチャンスです。

普段の大掃除では処分に迷う、処分をためらうものも、引っ越しとなると処分を決断できるものです。

機会を逃さず、不要な物は思い切って処分してしまいましょう。

②梱包を解かない

仮住まいで使うものを必要最小限に限定して、使うもの以外は全て梱包を解かずに収納しておいたまま仮住まい期間を済ませることも、仮住まいの引っ越しを楽にするコツです。

仮住まい期間は4か月~6ヶ月なので、落ち着いたと思ったらすぐまた新居への引っ越しの準備、引っ越し作業が始まることになります。

梱包を解かなければ、当然ですが次の引っ越し準備の時に新たに梱包する手間が省けてそのまま運ぶことができますし、仮住まい期間中に使わなかったことで「不要」と判断して、箱ごと処分することもできる、一石二鳥の技です。

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おわりに

建て替え期間は、仮住まいへの引っ越し、新居への引っ越し、諸々の細かい手続と大変ですが、いつまでも続くものではありません。

仮住まいの期間は決まっているのでいつまで続くかわからないという不安はありませんし、新居での生活がより楽しく快適になるエッセンスだと思えば、少々仮住まいが不便で窮屈であっても我慢もできるでしょう。

便利なサービスやインターネット等を上手く利用する、不要な手続は省略する等で初期費用や手間、負担を抑えて、仮住まい生活をなるべく快適に過ごせるようにしてください。

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