内覧会とは〜一戸建てを建てる時の内覧会20のチェックポイントや持ち物と手土産の必要性

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<記事の情報は、2023年9月1日時点のものです>

一戸建てを建てる場合、引渡しの前に内覧会が実施されます。

内覧会でしっかりと施工ミスや不具合等をチェックできないと、入居後に後悔してしまう可能性があるため注意が必要です。

そこで今回は、内覧会の基本的知識やチェックポイント、気をつけたいことなど、以下4つについて紹介しています。

  1. 内覧会とは
  2. 内覧会のチェックポイント「室内」
  3. 内覧会のチェックポイント「屋外」
  4. 内覧会で気をつけたいこと

この記事をご覧いただくことで内覧会への理解が深まり、入居後に後悔をしない可能性が高くなります。

参考にしてください。

またここで1つ、本文に入る前に重要な質問をさせてください。

「注文住宅や建売住宅といったマイホームを購入するとき、最優先でしなければいけないことは何かわかりますか?」

土地の調達でしょうか?住宅ローンの設定でしょうか?

もちろんこれらも非常に重要ですが、さらに重要なことがあります。

それが「ハウスメーカーを徹底的に比較検討する」こと。

多くの人が、「知名度が高い」とか、「価格が安い」とかいう理由で比較検討せずにハウスメーカーを決定してしまいますが、実はこれ非常に危険

特に多いのが、住宅展示場に足を運んだ際に、言葉巧みな営業マンに流されてその場で契約をしてしまうパターン。住宅展示場の住宅モデルはオプションがフル装備されていることが多いため、住宅展示場の家と実際に建てた家のギャップにがっかりする人も多いんです。

これだと、大金を払ったて建てた家が大きな損になってしまいます。

そうならないためにも、事前にハウスメーカーを徹底的に比較検討することが大事になってきます。

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それではここから本文に入っていきますよ。

1.内覧会とは

まずは内覧会の目的や役割や流れなど、基本的知識について確認をしていきましょう。

内覧会への理解を深めるために、以下4つのことを紹介しています。

  1. 内覧会の目的・役目
  2. 内覧会までの流れ
  3. 内覧会当日の流れ
  4. 手土産は?

それでは、1つ目から見ていきましょう。

1.内覧会の目的・役目

内覧会は、マイホームが完成したあとに

  • 「施工ミスや不具合がないか」
  • 「契約通りにきちんと建てられているか」

これらを確認するために見学することです。

万が一、内覧会で床や壁の汚れや傷、建具や設備の不具合などが見つかった場合は、業者が補修をおこないます。

もし内覧会で気づかずに入居後に施工ミスや不具合を見つけた場合は、無料で対応してもらえない可能性があるため注意が必要です。

業者によっては内覧会ではなく、完成検査や竣工検査と呼んだりします。

内覧会はマイホームに入居する前の大切な確認の場です。

一戸建て・マンションどちらも内覧会がある

内覧会が実施されるのは一戸建てだけではありません。

分譲マンションでも一戸建てと同じように内覧会が実施されます。

どちらも建物が完成し、引渡しまでの間で内覧会がおこなわれます。

2.内覧会までの流れ

内覧会がいつのタイミングで実施されるのか、内覧会までの流れについても把握をしておきましょう。

事前に内覧会までの大枠の流れがわかっていれば事前準備もスムーズですし、スケジュールも立てやすくなります。

内覧会までの流れは以下のとおりです。

  1. マイホームの売買契約(工事請負契約)締結
  2. 建築工事
  3. 内覧会日程の連絡
  4. 内覧会日程の決定
  5. マイホーム完成
  6. 内覧会実施
  7. 補修、再内覧会など

業者によっては、内覧会の案内をなかなかしてこない場合もあります。

こちら側から内覧会の日程を確認した方がスケジュールが立てやすいです。

3.内覧会当日の流れ

一戸建ての内覧会当日の流れについても把握をしておきましょう。

流れを知っておくことで、より上手く時間を使ってチェックすることが可能です。

以下は、内覧会の主な流れです。

  1. マイホーム前に集合
  2. 販売業者・建築業者から内覧会の進め方や注意事項の説明
  3. 設備面の使用方法や使用上の注意点の説明
  4. 施工状況の確認、施工ミス等のチェック
  5. 指摘事項を販売業者・建築業者へ伝達
  6. 再内覧会日の調整

施工状況を確認する際は業者から受け取るチェックシートに、しっかりと気になる点を記入するようにしましょう。

チェックシートがない場合もあるためメモ帳や付箋は必須です。

事前準備や仕事のスケジュールの兼ね合いもありますので、できる限り早いタイミングで内覧会の日程を案内してもらってください。

4.手土産は?

内覧会の際に「手土産を持参しなければならない」という決まりはありません。

そのため、手土産を用意しても用意しなくても、どちらでも構いません。

もし用意する場合は1,000円〜2,000円程度のあまり高くないものでも十分です。

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2.内覧会のチェックポイント「室内」

内覧会の際、室内のどのような部分をチェックすればいいのか、事前に把握をしておきましょう。

事前に把握しておくことで、スムーズで効率的に内覧会を実施できますし「◯◯も見ておけばよかった」と後悔することも少なくなります。

ここでは、以下14つのチェックポイントについて見ていきましょう。

  1. 図面と違いがないか
  2. 床は水平か、きしみはないか
  3. 床や壁に傷や汚れはないか
  4. 床と壁は垂直か
  5. コンセントがすべて機能するか
  6. クロスの継ぎ目が変ではないか
  7. ドアや窓、扉がスムーズに開閉できるか
  8. 追加工事・オプション工事は正確に反映されているか
  9. 点検口から見える基礎部分にヒビはないか
  10. キッチンやトイレなどきちんと水が出て流れるか
  11. 扉ストッパーなどの強度は大丈夫か
  12. 扉どうしがぶつからないか
  13. サッシの鍵はかかりにくくないか
  14. インターホンは動作するか
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それでは、1つ目のポイントから紹介していきます。

1.図面と違いがないか

内覧会では、契約時の図面通りにつくられているか確認をしましょう。

  • 「図面通りの広さかどうか」
  • 「図面通りに建具や設備は付いているか」
  • 「窓の位置や扉の開く方向、収納の大きさは合っているか」

など、図面と照らし合わせてチェックをしてください。

あらかじめ、図面を確認しておいてください。

2.床は水平か、きしみはないか

内覧会では、リビング・ダイニングやキッチン、廊下、主寝室、子ども部屋などの床が水平かどうか確認をしましょう。

確認するのに便利なのが、ビー玉やスマホの水平器アプリです。

ビー玉を置いて転がるときや、水平器アプリで角度が表示される場合は、床が水平でない証拠です。

この場合、欠陥住宅の可能性もあるため注意が必要です。

また、床にきしみがないか、歩いて変な音がしないかどうかも確認するようにしましょう。

そのためにも、部屋や廊下は隅々まで歩いてチェックをしてください。

3.床や壁に傷や汚れはないか

内覧会では、床や壁に傷や汚れがないかを細かくチェックしてください。

天気が悪く室内が明るくない場合は、懐中電灯を使って隅々まで確認をしましょう。

フローリングに小さな傷があったり、クロスに少し汚れやくすみがあることは、決して珍しいことではありません。

また、床や壁だけでなく、クローゼット内や扉にも傷・汚れがないか必ず確認するようにしてください。

4.床と壁は垂直か

ビー玉や水平器アプリで床が水平かどうかを確認するだけでなく、床と壁が垂直かどうかもチェックするようにしましょう。

垂直でない場合は、床が水平でないか、壁が真っ直ぐでない可能性があります。

欠陥住宅かどうかにつながる点でもあるため、忘れずに確認をしましょう。

5.コンセントがすべて機能するか

 

不具合は少ないものですが、コンセントがすべて機能するかどうかも内覧会では確認するようにしましょう。

内覧会の際にドライヤーなどを持参し、使えるかどうか一通りチェックをしてください。

6.クロスの継ぎ目が変ではないか

室内のクロスに傷や汚れがないかをチェックするだけでなく、クロスの継ぎ目が不自然でないかも確認するようにしましょう。

継ぎ目が不自然で剝がれそうな場合などは業者に指摘をし、補修をしてもらうようにしてください。

7.ドアや窓、扉がスムーズに開閉できるか

内覧会では、床や壁の傷や汚れなどを確認するだけでなく、ドアや窓、扉がスムーズに開け閉めできるかどうかもチェックするようにしてください。

ドアや窓を開閉する際に異音が聞こえたり、何かとぶつかる場合などは補修をしてもらいましょう。

8.追加工事・オプション工事は正確に反映されているか

内覧会では、契約時にお願いしていた追加工事やオプション工事が反映されているか確認するようにしましょう。

追加工事やオプション工事がまったく反映されていないことや、設備は付いてはいても希望の場所でない可能性もあります。

あらかじめ依頼をした追加工事・オプション工事内容を確認し、注文通りに反映されているかチェックをしてください。

9.点検口から見える基礎部分にヒビはないか

内覧会では、1階の点検口から床下の状態もチェックをしましょう。

まず、床下にゴミが散らかっているなど、汚い状態であれば業者が手抜き工事をしている恐れがあります。

「見えないから大丈夫だろう」ということで、ゴミをそのままにしているのです。

このような業者は仕事への情熱やモラルも欠如している可能性があるので、さまざまな部分で手抜き工事をしているかもしれません。

そして、点検口から基礎部分にヒビがないか確認をしましょう。

ヒビがある場合は業者に伝え埋めてもらいましょう。

もし、ヒビが2cmを超える場合は化粧塗のヒビではなく、基礎表面に届いている可能性があるため注意が必要です。

10.キッチンやトイレなどきちんと水が出て流れるか

内覧会の際は、キッチンやトイレ、洗面化粧台、シャワーなどの水がしっかり出るかチェックを必ず行いましょう。

もし「水がちゃんと出ない」「流れない」などの不具合がある場合は、設備メーカーに対応してもらう必要があります。

設備メーカーの対応に時間がかかる可能性があるため、内覧会の時点で確認し、不具合があればすぐに補修を依頼しましょう。

11.扉ストッパーなどの強度は大丈夫か

内覧会では、扉のストッパーも確認をしましょう。

扉にはアームストッパーと呼ばれる金物が付いており、一定の角度以上に開けなくなっています。

しかし、金物の取り付けが甘かったり、金物自体の強度が弱い場合は、すぐにストッパーが外れたり壊れたりしてしまいます。

扉は1日に数回〜数十回、1年で数千回〜数万回も開閉するものですので、十分な強度があるか必ずチェックをしましょう。

また、扉の開く角度に問題がないかも確認してください。

「扉が思ったより開かない…」となると大変不便です。

ストッパーの簡単な調整で角度は変更できるため、変更したい場合は必ず業者に伝えましょう。

12.扉どうしがぶつからないか

たとえば、部屋の扉とクローゼットの扉を開くとぶつかってしまうなど、扉どうしがぶつからないかも確認するようにしましょう。

特に狭い敷地に家を建てる場合に起こりやすい現象です。

この場合、扉の開き方や吊元の位置を変更することで、対応ができることもあります。

費用がかかるケースも多いため業者に相談してみましょう。

また、扉を開けると室内干しの際に役立つホスクリーンに接触するケースもあります。

扉どうしだけでなく、扉と何かがぶつからないかどうかも確認してください。

13.サッシの鍵はかかりにくくないか

内覧会の時には、サッシの鍵もチェックするようにしましょう。

なぜなら、サッシや鍵の取り付けが悪く、鍵がかかりにくい場合があるためです。

入居したあとに気づいてしまうと不便ですし、セキュリティ面でも不安です。

サブロックも含めて鍵がスムーズにかかるかどうか必ず確認してください。

14.インターホンは動作するか

内覧会では、インターホンが正常に動作するかも確認しましょう。

入居してインターホンの不具合に気づいても、メーカーの修理対応が終わるまでに時間がかかる可能性があります。

インターホンが使えないと来訪者が来た際に非常に不便です。

内覧会の時に動作するか、映像や録画に問題はないかチェックをしてください。

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3.内覧会のチェックポイント「屋外」

内覧会のチェックポイントは室内だけではありません。

屋外にも多くのチェックポイントがあります。

室内同様、屋外に関しても丁寧に確認するようにしましょう。

ここでは、以下6つのチェックポイントについて紹介します。

  1. 外構工事は完了しているか
  2. 基礎部分にヒビがないか
  3. 外壁にヒビ割れや傷・欠損はないか
  4. 土地の境界は明らかになっているか
  5. 軒裏にヒビ割れや漏水跡などないか
  6. バルコニーは床の沈みや排水口のつまりなどないか

それでは、1つ目のポイントから見ていきましょう。

1.外構工事は完了しているか

内覧会の際には、外構工事が契約通りに完了しているかどうかも確認をしましょう。

もし、外構工事が終わっていないところがあれば、完成時期を必ず確認してください。

2.基礎部分にヒビがないか

基礎部分にヒビがないかどうかも内覧会で確認するようにしましょう。

業者に指摘をしたらすぐに補修をしてくれますが、ヒビが2cmを超える場合は基礎表面にまで達している可能性があるため注意が必要です。

3.外壁にヒビ割れや傷・欠損はないか

基礎だけでなく、外壁もチェックをするようにしましょう。

よく見ると外壁にヒビや傷、欠損がある場合もあります。

外壁は家の印象を決める部分でもありますし、ヒビや欠損などが家の性能低下につながることもあります。

室内だけでなく、外壁チェックも丁寧におこなうことが大事です。

4.土地の境界は明らかになっているか

内覧会の時は、土地の境界が明示されているかも確認をしましょう。

境界がはっきりとしていない場合は、後々トラブルになる可能性があります。

境界標があり、どこからどこまでが自分のたちの敷地で、お隣さんの敷地はどこからなのか、非常に重要なことです。

境界が明示されていない場合は、必ず業者に確認してください。

5.軒裏にヒビ割れや漏水跡などないか

外壁や基礎だけでなく、軒裏部分もチェックするようにしましょう。

軒裏にヒビ割れや剝がれ、欠損、漏水跡、腐食などが見つかれば、住宅の性能を長く維持することが難しくなります。

軒裏部分も細かく確認をしてください。

6.バルコニーは床の沈みや排水口のつまりなどないか

内覧会で軽視しがちなのがバルコニーです。

床の沈みや腐食、欠損、排水溝の勾配、防水層の破断、排水口のつまり、物干し金物の動作、手すりのぐらつきなど、チェックするようにしましょう。

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4.内覧会で気をつけたいこと

ここでは、内覧会で気をつけたい以下9つのことについて紹介しています。

これらの点を事前に知っておくことで「内覧会で◯◯をしておけばよかった」「▲▲を準備しておけばよかった」など、後悔しなくて済みます。

  1. 用意しておきたい持ち物
  2. 内覧会は1人ではなく複数人で
  3. 時間をかけて確認すること
  4. 内覧会の日程は補修期間を考慮する
  5. 業者によっては内覧会を案内しないことも
  6. 事前に図面を確認しておく
  7. 内覧会の時に家具家電を置く場所の寸法を測っておく
  8. 気になる点があれば遠慮せずに指摘すること
  9. 再内覧会がいつ開催されるか確認

それでは、一つひとつ確認をしていきましょう。

1.用意しておきたい持ち物

内覧会に手ぶらで参加してはいけません。

これから何十年と暮らすマイホームに不具合等がないかを確認する大事な行事です。

あとで傷や汚れ、不具合に気づいても補償を受けられない可能性があるため、以下の物を準備し、細かい部分までチェックするようにしましょう。

  • メジャー
  • カメラ
  • スリッパ
  • メモ帳
  • 筆記用具
  • 付箋
  • ビー玉
  • 懐中電灯
  • ドライヤー
  • 図面

メジャーは、部屋の寸法を測る際に必須です。

事前に寸法を測っておかないと、家具家電の配置に困ってしまいます。

業者によっては内覧会用のチェックシートを用意してくれる場合もありますが、メモ帳や付箋を用意しておきましょう。

気になった部分をメモしたり、付箋を貼っておくことで、業者への指摘に抜け漏れがなくなります。

床に傾きがあるような欠陥住宅ではいけませんので、必ずビー玉やスマホの水平器アプリを用意しておきましょう。

懐中電灯は床下などの暗い場所をチェックする際に大事です。

ドライヤーは、コンセントがすべて問題なく使えるか確認する際に役立ちます。

ここで紹介したアイテムはしっかりと準備したうえで、内覧会に参加するようにしましょう。

2.内覧会は1人ではなく複数人で

内覧会に参加する際は、1人ではなく、2人以上で参加することをおすすめします。

なぜなら、1人だと言いたいことも言えない可能性がありますし、チェック漏れが起きる恐れがあるためです。

内覧会には販売業者や建築業者のスタッフが2人以上いる場合があり、はじめての内覧会で1人だと、緊張して指摘ができないかもしれません。

また、もう少し時間をかけて見たかったとしても、プレッシャーに負けてゆっくり見ることができない場合もあります。

内覧会の際は、夫婦や兄弟、親戚、建築関係の友人・知人など、2人以上で参加をするようにしましょう。

人数が多いことで言いたいことが言いやすくなりますし、チェック漏れも防げる可能性があります。

早い段階で内覧会に同行する人に相談し、スケジュール調整をしておくことが大事です。

3.時間をかけて確認すること

内覧会は十分に時間をかけて確認することが大事です。

業者によっては「内覧会は30分程度でお願いします」など、内覧会の時間を指定してくる場合がありますが、細かい部分まで丁寧にチェックするとなると、1時間以上はかかります。

実際、専門家に内覧会の同行を依頼すると2時間程度はかかります。

「大切なマイホームの内覧会なので、ゆっくり時間をかけて隅々までチェックをしたい」と事前に伝え、最低でも1〜2時間は確保するようにしましょう。

4.内覧会の日程は補修期間を考慮する

内覧会で傷や汚れ、不具合などが見つかれば後日、業者が補修をします。

そして、補修が完了したら再度内覧会を実施し、問題がないかをチェックします。

内覧会→補修→再内覧会で短くても4〜5日はかかります。

内覧会の日程はできる限り早いタイミングに設定をしましょう。

内覧会と引渡しが近いと、補修や再内覧会によって引渡し予定日が後ろにズレる可能性があるためです。

内覧会ができる限り早い日程に決まれば、補修や再内覧会を実施しても引渡しの日程に影響がありません。

少なくとも内覧会と引渡しの間は10日以上空けておきましょう。

5.業者によっては内覧会を案内しないことも

業者によっては、内覧会をなかなか案内してこない場合があります。

特に、小規模な業者で家を建てた場合は注意しましょう。

なぜなら、大手販売業者などであれば内覧会は当然のように実施しますが、小規模な業者の場合は、内覧会自体を実施しないケースもあるためです。

内覧会の案内がない場合は、できるだけ早いタイミングで内覧会について聞くようにしましょう。

まだ、業者と契約を締結していない場合は、内覧会の有無や日程を契約締結前に確認してください。

6.事前に図面を確認しておく

内覧会では「契約した際の図面どおりにできているか?違いはないか?」も確認をします。

図面を見ながらチェックをすればいいですが、まったく図面を確認していない場合は、図面の見方に戸惑ってしまい、実物と図面との相違点のチェックが適切にできない可能性があります。

マイホームの図面ですので、あらかじめ隅々まで確認し、内覧会でチェックするポイントを整理しておきましょう。

7.内覧会の時に家具家電を置く場所の寸法を測っておく

内覧会の際は、必ずメジャーを持参し、部屋の寸法を測るようにしましょう。

各所の寸法を知っておけば入居時に冷蔵庫や食器棚、ダイニングテーブル、ソファ、テレビ台などを配置するのがスムーズになります。

8.気になる点があれば遠慮せずに指摘すること

大半の人にとって、内覧会は初めての経験になります。

販売業者や建築業者のスタッフもいるため、緊張してしまう人も少なくないでしょう。

しかし、緊張しているからといって思っていることを言えない・指摘できないのはよくありません。

内覧会は大切なマイホームをチェックする大事な機会です。

気になる点があれば小さいことも遠慮せずに指摘・質問するようにしましょう。

9.再内覧会がいつ開催されるか確認

内覧会で傷や汚れ、不具合が見つかった場合は、業者が後日補修をおこないます。

そして、再内覧会で補修箇所の確認をします。

再内覧会の日程が遅くなると、引渡し日にまで影響が出る可能性がありますので、早い段階で再内覧会の日程を確認するようにしましょう。

再内覧会のために、仕事などのスケジュールも調整する必要があります。

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まとめ

今回は、内覧会の基本的知識やチェックポイント、気をつけたいことなどについて紹介いたしました。

内覧会は傷や汚れ、不具合などがないかをチェックし、補修してもらうための大事な機会です。

事前にチェックポイントや準備物を用意し、抜け漏れがないようにしましょう。

ぜひ、この記事を参考にして、内覧会の準備を進めてみてください。

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