ツーバイフォー住宅(2×4)の価格や構造って?地震への耐久性や寿命とおすすめハウスメーカー5選

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<記事の情報は、2023年9月1日時点のものです>

近年、地震に強い家づくりを求める人が増えていることもあり、ツーバイフォー住宅が注目を集めています。

ツーバイフォー工法であれば、耐震性や耐久性、断熱性などの優れた家づくりが可能です。

とはいえ、

疑問を持っている人は多いことでしょう。

そこで今回は、ツーバイフォー工法の特徴やメリット・デメリット、おすすめハウスメーカーなど、以下5項目について紹介しています。

  1. ツーバイフォー(2×4)工法とは
  2. ツーバイフォー(2×4)工法のメリット
  3. ツーバイフォー(2×4)工法のデメリット
  4. 在来工法のメリット・デメリット
  5. おすすめハウスメーカー5選

この記事をご覧いただくことで、ツーバイフォーへの理解が深まり、家づくりを進めやすくなりますので、参考にしてください。

またここで1つ、本文に入る前に重要な質問をさせてください。

「注文住宅や建売住宅といったマイホームを購入するとき、最優先でしなければいけないことは何かわかりますか?」

土地の調達でしょうか?住宅ローンの設定でしょうか?

もちろんこれらも非常に重要ですが、さらに重要なことがあります。

それが「ハウスメーカーを徹底的に比較検討する」こと。

多くの人が、「知名度が高い」とか、「価格が安い」とかいう理由で比較検討せずにハウスメーカーを決定してしまいますが、実はこれ非常に危険

特に多いのが、住宅展示場に足を運んだ際に、言葉巧みな営業マンに流されてその場で契約をしてしまうパターン。住宅展示場の住宅モデルはオプションがフル装備されていることが多いため、住宅展示場の家と実際に建てた家のギャップにがっかりする人も多いんです。

これだと、大金を払ったて建てた家が大きな損になってしまいます。

そうならないためにも、事前にハウスメーカーを徹底的に比較検討することが大事になってきます。

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それではここから本文に入っていきますよ。

1.ツーバイフォー(2×4)工法とは

まずは、ツーバイフォー工法の基本的内容について確認していきましょう。

ツーバイフォー(2×4)工法について

ツーバイフォー工法とは、木造建築の工法の1つで、アメリカやカナダで誕生して普及した工法です。

参考資料:一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

木造枠組壁工法とも呼ばれます。

木口の厚さが2インチで幅が4インチの木材を主に使用していることから、ツーバイフォーという名前がついています。

2×4の木材以外にも、2×6や2×8など複数の種類を組み合わせて家づくりをしています。

在来工法と呼ばれる木造軸組工法の場合は、柱や梁などを組み合わせ軸組で建物を支えますが、ツーバイフォー工法の場合は木材の骨組みに合板を取り付け面で支えます。

箱状の六面体となるため、地震や強風などの外力を面で受け止められるなど、耐震性や耐火性、耐久性が優れています。

使用する部材が規格化されているため、品質が安定しやすく、工期が短いのも特徴です。

地震に強い工法

ツーバイフォー工法は地震に強い基本性能を持っています。

ツーバイフォー工法は柱や梁を組んで骨組みをつくる在来工法とは異なり、枠組壁工法です。

床・壁・屋根の6面によるモノコック構造なため、地震などの外力を建物全体で受け止め、荷重を一点ではなく全体に分散させます。

モノコック構造はきわめて強固な構造で、新幹線やスペースシャトルにも採用されています。

外力が分散されず一点に集中してしまう構造の場合、金物や柱などがその力に耐えられず、外れたり折れたりして倒壊の原因になる恐れがあります。

阪神淡路大震災や新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震など、近年、震度6〜7クラスの大地震が頻繁に発生しています。

しかし、ツーバイフォー住宅はこのような大地震の際も被害が少ないことが実証されています。

一般財団法人日本ツーバイフォー建築協会によると、東日本大震災ではツーバイフォー住宅の95%が「居住に支障なし」でした。

参考資料:「ツーバイフォー住宅は強かった」

また、新潟県中越地震と阪神淡路大震災での調査結果は以下のとおりです。

このように、ツーバイフォー住宅が地震に強いことが、震災後の状況からもわかっています。

ツーバイフォー(2×4)住宅の価格

ツーバイフォー住宅と聞くと「価格が高いのではないか?」と思うかもしれませんが、実際はツーバイフォーだからといって在来工法よりも必ず高いわけではありません。

なぜなら、ツーバイフォーは対応できる業者は在来工法よりは少ないですが、大工手間が少なく工期が短いためです。

ただし、ハウスメーカーなど、ホームページ上でツーバイフォー住宅の価格を公表していませんし、業者や規模、仕様によって価格は変わってくるため、見積もりを取ってみないと価格を把握することはできません。

在来工法より安くなることも決して珍しくはないのです。

 

2.ツーバイフォー(2×4)工法のメリット

ツーバイフォー工法で建てる家にはどのようなメリットがあるのか把握しておきましょう。

メリットを把握しておくことで、他の工法との比較もしやすくなります。

ここでは、ツーバイフォー工法の主なメリット以下6点について紹介しています。

ひとつひとつ見ていきましょう。

  1. 品質が安定している
  2. 耐震性が優れている
  3. 気密性や断熱性が高い
  4. 防火性能が高い
  5. 工期が短い
  6. 耐久性が高い

それでは、1点目のメリットから紹介していきます。

1.品質が安定している

ツーバイフォー工法のメリットの1つが、品質が安定していることです。

ツーバイフォー工法に用いられる角材の規格は統一されていますし、サイズや用途別に専用釘があり、釘を使う場所や間隔、本数、打ち方など、さまざまなことが細かく決められています。

使用する材料は決まっていて、マニュアルに従って現場で組み立てていく作業が中心なので、品質が安定しています。

他の工法であれば職人の熟練度によって品質が左右され、ばらつきが出てしまいますが、ツーバイフォー工法であれば職人の技術や経験に左右されにくいです。

業者・現場によって品質の差が少ないため、施主としては安心できます。

2.耐震性が優れている

前述のとおり、ツーバイフォー工法は地震に強い家づくりが可能です。

ツーバイフォー工法で建てた家は、数々の大地震でも被害が少なく、多くの建物が補修なしで居住できています。

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地震の揺れを面全体で受け止め、外力を一点に集中させず分散・吸収するため、地震に対して抜群の強さを発揮します。

もちろん、ツーバイフォー工法だからといって地震被害が100%ないわけではありませんが、過去の震災時の被害状況を見ても、地震に強い工法であることは明らかです。

3.気密性や断熱性が高い

ツーバイフォー工法は、気密性や断熱性が高いのもメリットです。

ツーバイフォー工法の住宅は、構造用面材を枠組材に貼った大壁構造なので、枠組材の間に空気層をつくることができ、空気層に断熱材を充填させる施工も比較的簡単です。

モノコック構造は断熱材の性能を最大限に引き出せる構造体であり、建物の隙間もふさぎやすいため、気密性を確保しやすくもあります。

気密性や断熱性が優れていることで、冷暖房効率も高めることが可能です。

4.防火性能が高い

ツーバイフォー工法は、ファイヤーストップ構造により防火性能が高いのもメリットです。

火の通り道となる部分に壁や床の枠組材などが、ファイヤーストップ材として空気の流れを遮断するため燃え広がりを防ぎます。

また、天井や壁の下地には約21%の結晶水を含む石膏ボードを使っているため、火事によって水蒸気を放出し、温度上昇を抑えます。

壁や床の内部は、床根太や枠組材が一定間隔で組まれており、防火区画と同じような効果をもたらします。

このように、ツーバイフォー工法は「ファイヤーストップ材」「石膏ボード」「防火区画」などの防火機能を持つファイヤーストップ構造によって、火災時の被害を最小限に抑えることが可能です。

防火性能が高いこともあり、火災保険料も安く設定されています。

5.工期が短い

ツーバイフォー工法は、工期が短いのもメリットです。

材料が規格化、作業がマニュアル化・システム化されていて、工場である程度つくられたものを現場で組み立てていく作業が中心になります。

そのため、工期の短縮化が比較的容易です。

在来工法だと、多くの作業が職人の手作業になるため工期は長くなってしまいます。

工期が短くなることで、建築費用を抑えられるだけでなく、仮住まい費用などのコストも削減可能です。

6.耐久性が高い

耐久性が高く長く暮らせる家づくりができるのも、ツーバイフォー工法のメリットです。

ツーバイフォー工法で使用される構造用製材の多くは、日本農林規格に基づく含水率19%以下の乾燥材が使われています。

これらの乾燥材は湿気や結露対策も施されています。

また、耐久性の高い釘や金物を採用することで耐久性の向上が可能です。

壁内には断熱材が充填されており、結露が発生しにくい構造になっているなど、さまざまな工夫・対策によって優れた耐久性を実現しています。

大正元年頃に建築された大磯 旧木下家別邸や、大正13年施工の旧古田土雅堂邸、大正14年建築の近藤賢二邸の別荘など、他にも多くの歴史的建築物がツーバイフォー工法で建てられています。

 

3.ツーバイフォー(2×4)工法のデメリット

ツーバイフォー工法のメリットだけでなく、デメリットについても把握をしておきましょう。

メリット・デメリットを知っておくことで、他の工法との比較や自分たちに合う工法選びがしやすくなります。

ここでは、以下3つのデメリットについて見ていきましょう。

  1. あとから間取り変更がしづらい
  2. 大きな開口部や窓を設けづらい
  3. 対応できる業者が少ない

それでは、1つ目のデメリットから紹介していきます。

1.あとから間取り変更がしづらい

ツーバイフォー工法のデメリットの1つが、間取り変更がしづらい点です。

ツーバイフォー工法は箱のような形をつくるために面で構成するので、壁がそのまま構造となってしまいます。

そのため、「壁を取り壊して広くする」などの間取り変更が難しくなってしまいます。

入居してすぐはなくても「将来的に間取り変更をしたい」と考えている方は、ツーバイフォー工法が間取り変更しづらいことを考慮したうえで家づくりをしましょう。

2.大きな開口部や窓を設けづらい

ツーバイフォー工法だと、間取り変更がしづらいだけでなく、大きな開口部や窓の設置が難しいのもデメリットです。

大きな開口部・窓を設けるとなると、箱の一部分を抜く必要があるため住宅の強度が下がってしまいます。

そのため、安易に大きな開口部や窓を設けることはできません。

在来工法に比べてプランニングに制約が多くなります。

3.対応できる業者が少ない

ツーバイフォー工法は、対応できる業者が少ないのもデメリットです。

在来軸組工法に対応できる業者はたくさんありますが、独自基準があるツーバイフォー工法で家づくりができる業者は限られます。

そのため、ツーバイフォー住宅を建てる場合、地域によっては選べる業者が少なくて困ってしまうことがあります。

規格化・マニュアル化されている工法ですが、不慣れな業者に依頼をしてしまうと、欠陥住宅になってしまう恐れがあり危険です。

対応できる業者は少ないですが、ツーバイフォー工法を得意としていて、しっかりと実績のある業者を選びましょう。

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4.在来工法のメリット・デメリット

ツーバイフォー工法と比較するためにも、在来工法(木造軸組工法)のメリット・デメリットについても見ていきましょう。

在来工法のメリット

在来工法には次のようなメリットがあります。

間取りの自由度が高い

在来工法のメリットの1つが、間取りの自由度が高いことです。

ツーバイフォー工法の場合は耐力壁を抜くことができないため間取りが制限されてしまいます。

しかし、在来工法であれば、壁を抜いたり移動したりできるため、比較的自由な間取り設計が可能です。

自由度が高いことは、間取りにこだわりたい人にとって大きなメリットです。

施工業者が多い

対応できる施工業者が多いのも在来工法のメリットです。

昔からある伝統工法ということもあり、大規模のハウスメーカーや中小規模の工務店など、さまざまな業者が対応できます。

ツーバイフォー工法の場合は、規格化・マニュアル化されているものの対応できる施工業者は、在来工法のように多くありません。

在来工法であれば、より多くの業者から自分たちの要望や予算に合った業者選びが可能です。

大きな窓・開口部を設けられる

ツーバイフォー工法の場合は、壁をくり抜くと強度が落ちてしまうため、大きな窓や開口部を設けることが難しいです。

しかし、在来工法の場合は柱や梁、筋交いで骨組みをつくるため、大きな窓や開口部を設けることができます。

採光も取り入れやすく、開放的な空間をつくることが可能です。

可変性の高さ

在来工法は間取りの自由度が高いだけでなく、リフォームやリノベーションがしやすいのもメリットです。

ツーバイフォー工法の場合は制限がありますが、在来工法の場合は比較的自由にできます。

そのときの家族構成やライフスタイルに合わせて増改築が可能です。

在来工法のデメリット

メリットだけでなくデメリットについても把握をしておきましょう。

品質のばらつきが出やすい

ツーバイフォー工法は規格化・マニュアル化されているため、大工の技術差が出づらく品質が安定しやすいのがメリットです。

しかし、在来工法の場合は大工の技術差の影響を受けやすいため、品質のばらつきも出やすいデメリットがあります。

技術力の高い業者に依頼しないと、品質に不満の残る住宅が完成してしまいます。

工期が長い

在来工法のデメリットの1つが、工期が長いことです。

ツーバイフォー工法の場合は、規格化・マニュアル化されていて工期が短いですが、在来工法の場合は柱や梁を組み上げていくため工期が長くかかります。

住宅の規模や仕様にもよりますが6ヶ月程度の期間はかかりますので、ツーバイフォーと比べるとデメリットです。

費用が高い可能性

在来工法はツーバイフォー工法に比べると工期が長めです。

また、規格化・マニュアル化されていないため大工負担も大きいですし、材料費も高くなってしまう場合があります。

そのため、ツーバイフォー工法よりも建築コストが高くなる可能性があります。

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5.おすすめハウスメーカー5選

在来工法に比べて、ツーバイフォー工法に対応しているハウスメーカーは少ないため、業者選びに困ることもあり大変です。

そのため、ツーバイフォー工法に対応しているおすすめハウスメーカー5社を紹介していますので、業者選びの参考にしてください。

  1. 三井ホーム
  2. 住友林業
  3. ミサワホーム
  4. セルコホーム
  5. 三菱地所ホーム

それでは1社目から紹介していきます。

1.三井ホーム

三井ホームは、国内でいち早くツーバイフォー工法を採用したハウスメーカーです。

公式サイト:三井ホーム

オリジナル構造計算システムのCASC-Fによって一邸一邸重さの偏りに応じた鉄筋量で強固な超剛性ベタ基礎マットスラブを実現しています。

2.4トンもの重荷に耐える高い強度を誇る三井ホームオリジナル部材ダブルシールドパネル。

対衝撃性・耐火性・遮音性・防水性など各性能が高い独自開発の外壁BSウォール。

強固な構造躯体を構築する高性能金物などを採用した「プレミアム・モノコック構法」により、地震や災害に強いツーバイフォー住宅づくりが可能です。

また、三井ホームは、以下のような耐久性の優れた部資材を使っており、長持ちするためメンテナンス費用の削減効果が期待できます。

  • 屋根下葺材「Mルーフィング」
  • 色あせに強く長持ちする「フッ素塗装の屋根材」
  • 劣化要因に強い「LCシーリング」
  • 一般的な金物の4倍以上の耐蝕性の「接合金物(マグネシウム合金メッキ)」
  • 耐火性・耐水性に優れた「スーパーファインクリート」
  • 色あせや汚れに強い「外壁仕上げ」
  • 雨水の侵入を防ぐ「MFコートワン」など

長く安心・安全が続くツーバイフォー住宅を建てることができるハウスメーカーです。

2.住友林業

住友林業は、在来木造のシェアNo.1のハウスメーカーで、災害に強いツーバイフォー住宅を建てることができます。

公式サイト:住友林業

床合板には基準の2倍厚となる厚さ24mmの構造用合板を使用しており、地震などの横揺れによる床変形も抑えることが可能です。

鉄筋コンクリートべた基礎構造により、家の全荷重を受け止め建物を支えます。

独自の通気層によって湿気を放出するため壁体内の結露を低減可能です。

基礎パッキング工法を採用しているため、一般的な床下換気の2倍以上の換気能力があります。

また、シロアリの侵入を防ぐ防蟻防湿フィルムや土台周辺の防腐・防蟻処理も施しています。

火災に強いモルタル仕様の外壁や不燃材料の石膏ボード、延焼を食い止めるファイヤーストップ構造など、家族が安心して暮らせる家づくりが可能です。

30年保証・ロングサポートシステムや24時間365日受付の住友林業コールセンター。

メンテナンスに役立つ情報を提供するメンテナンスサポートなど、さまざまなアフターサービスがあるため、入居後も安心です。

3.ミサワホーム

ミサワホームは木質パネルを得意とするハウスメーカーです。

公式サイト:ミサワホーム

木質パネル同士を強固に面接合した独自の「木質パネル接着工法」によって家づくりをしています。

モノコック構造と一体で働く連続布基礎を採用しているため、あらゆる荷重をバランスよく受け分散することが可能です。

屋根には、高強度の鋼製梁や隅棟金物、隅手違い金物、フック金物などを使用しているため台風時も安心ですし、500年に1度程度の豪雪にも耐えられる構造躯体となっています。

また、ミサワホームの壁パネル内部にある横芯材がファイヤーストップ材となるため、優れたファイヤーストップ効果を発揮することが可能です。

その他にも、屋根やルーフバルコニー、開口部の防水性の高さや軒先換気、小屋裏換気などの優れた換気性能によって、劣化を防ぎ耐久性を高められます。

入居後は30年保証や定期巡回・点検サービス、オーナー限定のミサワオーナーズクラブ、住まいるりんぐシステムなどの充実した保証・アフターサポートによって、安心が長く続きます。

4.セルコホーム

セルコホームは、住宅先進国であるカナダのツーバイフォー住宅を独自基準で進化させた家づくりをしています。

公式サイト:セルコホーム

壁や床、柱などの主要構造材にはカナダ産の良質な木材を使用しており、接合部には強度の高い補強金具を採用しています。

屋根はあおり止め金具で壁と一体化させているため、強風にも力を発揮します。

床下の地盤面には防湿シートを敷き水蒸気をシャットアウトし、構造用製材に乾燥材を使用、外壁材と透湿防水シートの間に通気層を設けるなどして湿気対策を施しています。

また、高さ1m以内の主要木材に防腐・防蟻処理をおこなうなど、世代を超えて住み続けられる優れた耐久性を実現しています。

断熱材には高密度なグラスウール32K相当を天井や壁、床に採用しているため、1年中快適な室温を保つことが可能です。

ヒートショック予防や花粉除去にも効果がある24時間セントラル換気システムを標準装備しているため、快適かつ健やかに暮らせる住まいを実現できます。

気密性が高く外気の影響を受けにくいため、冷暖房効率を高めることができ、ランニングコストの軽減が可能です。

オリジナリティーあふれる外観デザインのツーバイフォー住宅を建てることができるハウスメーカーです。

5.三菱地所ホーム

三菱地所ホームは、ツーバイフォー工法を独自技術で進化させた「ツーバイネクスト構法」によって、強靭さと自由デザインを両立させた家づくりを実現しています。

公式サイト:三菱地所ホーム

ツーバイネクスト構法では、従来の壁の耐力を50%アップさせ、

  • 壁倍率約6倍の高耐力壁牌プロテクトウォール
  • 3Dティンバーフレーム
  • 高強度床根太キーラムメガビーム
  • 自社開発のエムビーウォール

これらを採用しているため、地震に強く空間デザインの可能性を拡大することが可能です。

ツーバイフォーでありながら大きな開口部を実現できます。

独自技術のハイサーキュレートシステムにより太陽熱をガードし、ECOウインドウシステムを採用した窓によって冷暖房エネルギーを逃しません。

さらに、外壁や小屋裏、屋根全面に防湿・気密シートを張ることで、優れた断熱性を実現し、省エネな暮らしが可能です。

また、セメントボード外装システムを採用しているため、外壁は耐久性に優れ非常に高い防水性を誇ります。

屋根には粘着層高耐久ルーフィングを採用することで、防水性と耐久性を高め、雨水浸水を遮断します。

床下には基礎スペーサーを採用することで、広範囲に通気ができ、土台や大引きには国産ヒノキを使用しています。

地面から高さ1.5mの範囲で防腐・防蟻処理をおこなうなど、性能が長持ちするだけでなくメンテナンス性の高さも実現した家づくりが可能です。

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まとめ

今回は、ツーバイフォー工法の特徴やメリット・デメリット、おすすめハウスメーカーなどについて紹介いたしました。

ここで紹介したツーバイフォーのメリット・デメリットなどをしっかりと考慮したうえで、自分たちに合った家づくりを進めていきましょう。

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