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不動産査定についてはいくつかポイントがあります。
査定額は高い方が嬉しいですが高い場合買い手がつかなかったり、業者が悪意を持って高く設定しているケースもあるのでよくよく考えなくてはなりません。
査定をする際は複数業者に依頼するのが基本であり、また自分で査定できるよう積算できるよう調べておくことをおすすめします。
今回は「不動産査定必見の5ポイント」にスポットをあてて紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
1、査定は業者任せにしない
不動産の査定は業者に依頼するのが通例です。
不動産業者では無料で査定を実施してくれ、最近は一括査定サイトなど便利なサイトもあるので多いに活用したいところ。
しかし業者任せの査定はおすすめできません。なぜなら業者の査定が正しいとは限らないからです。
業者の査定は参考になる点も多いですが、自分でも査定できるよう準備することをおすすめします。
1、査定の基本は複数社査定
不動産の査定ですが査定先は1社ではなく複数社の査定がおすすめです。
複数社を比較して査定額を検討してみましょう。
1社でも正しい査定をしてくれるケースはありますが査定はそれぞれ根拠があって行うものであり、他社では気が付かなかったポイントが潜んでいることもあります。
逆にデメリットの要素が潜んでいることも。このように気が付かないポイントに気付けるのも複数査定の大きな魅力です。
査定は少なくとも3社は行いたいところ。可能であれば5社前後がベストです。
査定をしてみるとだいたい同じラインで査定額が算出されるケースが多いのですが、そこの細かい金額より根拠についてしっかり把握したいところ。
顧客にも根拠を打ち出す準備をしておけば不用意な値下げに応じる必要はなくなる可能性もあります。
売り主は価格を下げたくないですし、買主は少しでも価格を下げようと必死なのが通例。
この穴埋めを双方納得がいくよう対応するのも売却上手のポイントです。
売却をする上で価格交渉は絶対にあることだと思った方が良いでしょう。
一声かけて値下げになるなら・・・と相手も勇気を絞って交渉に挑んでいるかと思います。
双方気持ちよく取引をする上でも根拠をきちんと説明しておけるようにしておけばベストです。
2、高値査定は要注意
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査定価格が想像より高かったらラッキーと思う人は多いかと思います。
売却不動産をなるべく高く売りたいと思うのは当然の心理。少しでも高値が付いたら・・と願わずにはいられません。
しかしこれは実は要注意信号なのです。
査定についてはまず複数社の査定をすることを前提に説明したいと思います。
複数社で査定して大体横並びならそこが相場だと思って間違いありません。
仮に5000万円前後の査定ならそこが相場の可能性が高いといえます。
しかし1社だけ6000万円だとしたら・・・ついそこの不動産会社に売却を依頼しそうになりませんか?実はこれが落とし穴なのです。
6000万円の査定は明らかな高値の場合、不動産業者は仲介手数料の受け取りを目的とした査定である可能性が高いと考えましょう。
結果としてどうなるのかというと売却が長期に及び大幅値下げをして売却になるケースが多々あります。
そうなると損をするのは売り主。
不動産業者も価格が下がれば仲介手数料が下がるわけですが結果として売却が成立、自分たちに仲介手数料が入れば目的達成なのです。
ちなみにこの大幅値下げも最初からわかっていること。
業者はこの点も計算済みです。
高額査定は要注意ということをぜひ頭に叩き込んでおいてください。
2、不動産査定必見の5ポイント
- マイナスポイントはしっかり業者に伝える
- 根拠を確認する
- 適正価格を見極める
- 有料の査定も検討する
- 掃除は念入りに
1、マイナスポイントはしっかり業者に伝える
不動産の査定を行う不動産業者は不動産のプロですが物件の詳細まで把握していないのも事実。それぞれ物件には特徴があります。
いい点のアピールはしっかりしがちですがマイナスポイントについてはあまり公にしない傾向も。
査定の際はマイナスポイントをしっかり伝えて査定してもらうことも大事です。
マイナスポイントは遅かれ早かれわかるもの。購入後に発覚するとなると損害賠償請求の対象になりかねません。
不動産業者の査定が下がることを気にしてマイナスポイントを伝えないのはもっともよくない行為。
きちんと業者に事情を説明して修繕の対策や契約書への盛り込みなどを検討することが大事です。
特に中古物件は購入者側も慎重で細かい部分にも目を光られているケースが少なくありません。
マイナスポイントを隠しても発見されるのは時間の問題です。生活している以上細かい点にも気が付くもの。
小さい問題から大きな問題まできちんと報告するよう心がけましょう。
2、根拠を確認する
査定については根拠があります。
立地はもちろんリフォームの有無なども査定対象に。
まずは根拠ポイント例について紹介したいと思います。
- ・立地
- ・周辺の環境(スーパー、コンビニ、病院、学校などの施設)
- ・過去の履歴(修繕履歴、リフォーム、事故など)
- ・地価評価
- ・築年数
- ・建物の状態
- ・駐車場があるかどうか
- ・ゴミ捨て場が近いか
- ・治安状況
- ・街灯の状況(街灯の明るさ)
このようにいくつかポイントがあります。まず立地ですが立地は駅近など好立地に越したことはありません。
特に都内のマンションは立地が命。
都内は駐車料金が高いため車を持つことを前提としていないケースが多く駅から徒歩でいかに近いかが焦点となります。
一軒家でも駅近がベスト。将来売却することを考えると新築で不便な場所よりも中古で好立地を選ぶのがおすすめです。
特にマンションの場合、どんなに立派な物件でも駅から遠いと売れないのが鉄則。
立地が良くない物件は絶対に手を出さないようにしましょう。
マンションの場合、15年を経過すると大幅に価格価値が落ちますが好立地については15年を経過していても価格が保たれていることが多くそれなりの査定が付きます。
好立地であれば査定についても期待大。
3、適正価格を見極める
不動産査定で適正価格はとても大事です。
査定についても高すぎても低すぎてもNG。
きちんとした価格をいかにして算出できるかが勝負。
適正価格を見極めるために複数の不動産業者に査定を依頼するのはもちろん、自分で査定額を把握するのも大事なポイントとなります。
査定をしたことがない人は「自分で査定するなんて無理」だと思いがちですがそんなことはありません。
自分での査定は似たような物件を参考にしたり、地価を参考にするなど意外と簡単な方法で算出することができるのです。
逆にこんなに簡単にできるとは!と驚く人も多いくらい。
いずれにしても適正価格は売却にとって欠かせないポイントです。
適正価格の算出が難しい人は不動産鑑定士に有料で依頼してもしっかり算出することが大事。
4、有料の査定も検討する
査定については
①不動産業者による無料査定
②不動産鑑定士による有料査定があります。
その他自分で査定するといった方法も。
②のケースでは15万円から30万円ほどの費用がかかります。
それなりの金額ですが不動産の価格が仮に3000万円前後だとしたらここは費用をかけても査定を依頼した方が良い場合も。
不動産業者の査定もそれなりに査定してくれますが、不動産鑑定士の査定は売り主、買主のどちらでもない中立立場から査定し、さらに根拠についても資料で明確に記載してくれます。
不動産の売却の際は交渉もつきもの。買主は値下げをしようと必死になるかと思いますが、根拠をきちんと提示できれば双方納得のいく形で大幅値下げなどに応じる必要はなくなるケースもあります。
このように有料であってもそれ以上にメリットがあることも多いので活用についても検討したいところ。
興味がある人はまずは不動産鑑定士に相談してみましょう。
5、掃除は最低限実施する
基本的に、査定時の掃除はあまり影響がないと言われています。
しかし、清掃が行き届いていない、整理ができていないという理由で、本来ならアピールポイントになることが隠れてしまうことがあるのです。
最低限の整理・整頓を行うことで、少しでも査定額をあげることにつながってきます。
不動産会社が査定した金額というのは、今後値付けのすべての基準になってくるので、できることはすべて実施しましょう。
とはいっても、業者を呼んでのクリーニングや、リフォームまでは必要ありません。
あなたができる範囲で、最低限見てもらうる状態にしておいてください。
最後に
今回は不動産査定のポイントについて紹介させていただきました。
不動産査定のポイントで掃除などは今すぐ着手できることの1つです。
売却を検討している人は準備を進めておくといいでしょう。
不動産鑑定士の依頼は費用がかかりますが確かな適正価格を算出してくれるという意味で利用価値は十分あります。
査定については自分でも算出できるよう調べてみることも大事。
やったことがない人は不安もあると思いますが近所の相場を調べるなど意外と簡単に相場を把握することが可能です。
不動産の売却はタイミングも大事。2月3月のベストタイミングを逃さないようこの点も考慮したいところ。
タイミングを見計らう上でも前もって準備しておくといいでしょう。
不動産売買は一生に1度か2度といった人も多いかと思います。
高額な商品なので時間を費やしても相場を調べたり、物件の手入れをすることは大事なこと。
ぜひ参考にしてみてください。
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