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マンションを売るのにリノベーションは必要なのか?
マンションをできるだけ高く売るにはどうするのが良いのか?
マンション売却は選択肢の連続です。
特にマンションのリノベーションやリフォームは、直接的に売却価格を左右する要素です。
費用も掛かる問題ですので、安易に行えば損をしてしまうリスクも高いでしょう。
しかしリスクが高いからといって、全く検討しないことは高く売れる機会を逃してしまうかもしれません。
最初にお伝えしておきます。
中古マンション売却では、「リノベーションをすべきではない」「リフォームをすべき」というような絶対的な正解はありません。
リノベーションを行っても行わなくても、どちらも成功者、失敗者が存在します。
大切なのは売主であるあなたが、メリットデメリットを理解して考えて決断を下すことです。
- リノベーションを行うメリット2つ
- リノベーションを行うデメリット2つ
- 中古マンションの購入を検討している人の特徴2つ
- 簡易なリフォームをお勧めする2つの理由
- ハウスクリーニングでも十分な場合も・・・
- 結局どうすれば良いのか?
以上の6点を紹介してきますの、参考にしてみてください。
1、リノベーションを行うメリット2つ
まずはリノベーションのメリットを確認していきましょう。
リノベーションとは設備を追加したり、間取り変更を行い、マンション価値を高めることです。
それに対してリフォームは、欠損した個所を修復したり、原状回復を目的としています。
リノベーションにはリノベーションのメリットがあります。
- 上手くいけば高額売却ができる
- 新築マンションのようになる
以上の二つです。
一つずつを見ていきましょう。
1、上手くいけば高額売却ができる
リノベーションが成功すれば、相場以上の価格で売却が出来ます。
購入者のニーズや時代とマッチした、リノベーションを行う事が大切です。例えば、
- マンションのある自治体が「子供を持つ世帯への援助を発表した」ので、所有しているマンションの室内に仕切りと扉を付けて「部屋数を増やす」
- 今流行りのボルダリングの壁を付ける
などです。
リノベーションに掛けた費用以上に、マンションをを売ることが出来たらリノベーション売却成功です。
2、新築マンションのようになる
リノベーションを行う事で、中古マンション感が無くなるのも一つのメリットです。
マンションの購入者は、前所有者の生活感を気にします。
古着や靴でさえ、中古を敬遠する方は少なくありません。
これから生活を行うマンションであれば尚更でしょう。
リノベーションでマンションの室内を新築同様にすることで、印象が良くなり売れやすくなります。
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2、リノベーションの行うデメリット3つ
次にデメリットを確認していきましょう。
メリットとデメリットを理解した上で判断をするのが大切です。
- 高額な費用が掛かる
- 売れない可能性が出てくる
- 時間がかかる
以上の3つを解説していきます。
1、高額な費用が掛かる
リノベーションは最初に説明させて頂いた通り、新たに変化を加えるものです。
原状回復のリフォームや、清掃のみのハウスクリーニングと比べると費用は高くなりがちです。
費用の目安も、どのようなリノベーションを行うかによってピンキリですので事前調査が必要でしょう。
なのでリノベーションを行う際は、「掛けた費用を回収できるか?」という部分が一番の課題です。
掛けた費用以上にマンションの売却価格が上がるのであれば、いくら高額なリノベーション費用だろうと問題はありません。しかし、
- どういったマンションに需要があるのか?
- 需要があるマンションはいくらで売れるのか?
- 需要があるマンションにリノベーションするにはいくらかかるのか?
など調べる必要のあることは山積みです。
2、売れない可能性が出てくる
マンションをリノベーションするタイミングは、購入希望者が付く前です。
どんなマンションに需要があるのかを無視してリノベーションをしてしまうと、全く売れなくなってしまうかもしれません。例えば、
- トレーニングが好きだから、トレーニングルームを作る
- 蛍光色が好きなので、明るめの壁紙を一面に貼る
極端な例ですが、このような需要を無視したリノベーションは失敗してしまう可能性が高いでしょう。
購入するのは赤の他人ですので、趣味も志向も全く分かりません。
個人的なセンスや趣味を前面に出したリノベーションは行わない方が良いでしょう。
3、時間がかかる
リノベーションは、リノベーションの計画や管理組合の承認、施工などで時間が掛かります。
マンション売却が初めての方がほとんどだと思いますが、マンション売却は、不動産会社選びや片付けなど、やらなければならないことだらけです。
引っ越しやローンの関係から売却までにタイムリミットがある方も多いのではないでしょうか。
出来る事ならば余計な手間は失くしたいものです。
実際にリノベーションを行う際の流れは、
- 管理規約に則りながらリノベーション計画を立てる
- 複数の業者へのリノベーション費用の見積りを取り、契約を行う
- 工事施工前に管理組合に届け出を行う
- ご近所へ報告して了承を得る
となっています。
リノベーションをどうしても行いたい場合は、時間もかかることを覚悟しておきましょう。
3、中古マンションの購入を検討している人の特徴2つ
ここで中古マンションの購入を検討している人の特徴を紹介していきます。
当たり前に思える事かもしれませんが、改めて確認していきましょう。
- 自分でリノベーションしたい
- なるべく安く買いたい
以上の2点を解説していきます。
1、自分でリノベーションしたい
中古マンション購入希望者は自分でリノベーションを行いたい方がほとんどです。
考えてみれば当たり前ですが、自分のマンションです。
憧れの持ちマンションの室内は、他人に作られたくありません。
良い意味で期待を裏切れるようなマンションを提供できるのであれば話は別ですが、建築士でもデザイナーでもなければ難しい話でしょう。
2、なるべく安く買いたい
なるべく安く買いたいというのは、消費者心理としてごく当たり前の事です。
消費者が納得して多い金額を払うのは、価値を感じたときだけです。
もっと言うと、消費者は損をしたくはありません。
マンションを見て「○○円払うだけの価値があるな」と思ってもらえたら購入してくれるでしょう。
そうなるとリノベーションは難しい問題になります。
価格が上がるので、どこの誰かもわからない赤の他人の期待値を上げてしまいます。
しかしこちらは赤の他人の価値基準を知りません。
「期待値だけ上がり」「何を期待されているかわからない」という二重苦になってしまいます。
4、簡易なリフォームをお勧めする2つの理由
リフォームは相場より高く売る目的で行うのではなく、適正価格で売り切る為に行います。
以上で説明させて頂いた通り、リノベーションはリスクが高いです。
マンション売却では、まず簡易なリフォームを検討しましょう。
- リノベーションに比べて費用が安い
- 新築同様に見せられる
以上の2点を詳しく説明していきます。
1、リノベーションに比べて費用が安い
リフォームはリノベーションに比べると費用が安い傾向にあります。
原状回復の為に行うものなので、リノベーションと比べて安いのは当然でしょう。
先ほどの説明させて頂いた通り、中古マンションの購入者はリノベーション前提で購入を検討している方が多いです。
内覧時に高印象を与える目的でのリフォームは、費用もさほど掛からず売れる可能性が揚げることが出来ます。
2、新築同様に見せられる
マンションの内覧の際に、購入者の購入意欲を削いでしまうのが、「生活感」です。
新築マンションではないので、ある程度は仕方ありませんが、
- 壁紙がボロボロ
- 天井にシミがある
- 設備が故障している
など明らかなものはリフォームしいておく方が良いでしょう。
マンション売却は売れないことが最悪です。
適正価格で売りだし、早く売却することを第一に考えるべきです。
5、ハウスクリーニングでも十分な場合も・・・
ハウスクリーニングで十分な場合もあります。
ハウスクリーニングであればマンションの広さにもよりますが数万円~十数万円で住むでしょう。
さらに管理組合への報告などの手間もありませんので手軽に利用できます。
修復が必要な個所もなく、綺麗に掃除する程度で大丈夫であるならばハウスクリーニングでも問題ありません。
しかしあくまで覚えておかなければならないのは「商品として」のマンションの清潔感になっているか?という事です。
客観的に見て判断していきましょう。
6、結局どうすれば良いのか?
結局どうすれば良いのかは、目的から逆算して考えましょう。
マンションの目的は「早く」「高く」売る事です。
人によっては、「○月〇日まで」「○○万円以上」など具体的な数字があるかもしれません。
リスクを取ってでも高く売れる可能性を取りたいのであればリノベーションを選択しても良いですし、
なるべく早く適正価格で売りたいのであればリフォームを選びます。
費用と手間を限りなく抑えたいのであればハウスクリーニングだけでも良いでしょう。
マンションは一つとして同じものは存在しません。
リノベーション、リフォーム、クリーニングはどれもメリットデメリットが存在します。
あなたの状況を考えた上で判断を下していきましょう。
まとめ
マンション売却にとってリノベーションは、リスクが高い反面、成功すれば高額売却できる手段です。
初めてマンション売却を行う方にはハードルが高いですが、勝算がある方は挑戦してみましょう。
- 何かの人脈があって格安でリノベーションを行う事が出来る
- 知人に売るので売却価格を把握できている
などでアドバンテージがあればリノベーションが成功しやすいです。
最初からリノベーションやリフォームの可能性を消さずに、考えた上で判断をしていただければと思います。
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