ハウスメーカー大手と中堅の違いはどこにある?坪単価やデザイン性の違いなど項目別に解説

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<記事の情報は、2023年9月1日時点のものです>

ハウスメーカー選びも大変ですよね、大手や中堅など多くのハウスメーカーがあります。

でも、大手や中堅ハウスメーカーの違いとはどんなところなのでしょうか?

今回の記事はハウスメーカー大手・中堅の違い、そして中堅ハウスメーカーのメリットについてお伝えしていきます。

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またここで1つ、本文に入る前に重要な質問をさせてください。

「注文住宅や建売住宅といったマイホームを購入するとき、最優先でしなければいけないことは何かわかりますか?」

土地の調達でしょうか?住宅ローンの設定でしょうか?

もちろんこれらも非常に重要ですが、さらに重要なことがあります。

それが「ハウスメーカーを徹底的に比較検討する」こと。

多くの人が、「知名度が高い」とか、「価格が安い」とかいう理由で比較検討せずにハウスメーカーを決定してしまいますが、実はこれ非常に危険

特に多いのが、住宅展示場に足を運んだ際に、言葉巧みな営業マンに流されてその場で契約をしてしまうパターン。住宅展示場の住宅モデルはオプションがフル装備されていることが多いため、住宅展示場の家と実際に建てた家のギャップにがっかりする人も多いんです。

これだと、大金を払ったて建てた家が大きな損になってしまいます。

そうならないためにも、事前にハウスメーカーを徹底的に比較検討することが大事になってきます。

しかしながら、「全国に無数にあるハウスメーカーに1つずつ連絡をするわけにもいかないし、そもそもたくさん比較するなんて無理!」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか?

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それではここから本文に入っていきますよ。

1番の差は坪単価にあり

大手ハウスメーカーと中堅ハウスメーカーとの違いは坪単価にあります。

大手ハウスメーカーは70万~80万が平均の坪単価です。

中堅ハウスメーカーは40万~55万前後、最安値のポラスに至っては39.8万円と40万を切る低価格です。

大手ハウスメーカーが高いのはよく言われる宣伝費などが入っているという仕組みがあります。

また規格内であれば、省エネ住宅・耐震構造など最新工法での提供が可能でありデザイン性も優れています。

大手ハウスメーカーと中堅ハウスメーカーの平均坪単価を次にご案内します。

各社2×4や多くの工法にて違いはありますが、あくまでその会社が打ち出している平均価格での坪単価です。

大手ハウスメーカー平均坪単価

大手ハウスメーカー10社の坪単価をご紹介します

ハウスメーカー 坪単価
積水ハウス 60~80万
住友林業 70~80万
三井ホーム 60~80万
大和ハウス 70~80万
ミサワホーム 65~75万
セキスイハイム 65~75万
住友不動産 45~55万
タマホーム 40~50万
パナソニックホーム 70~80万
旭化成ホームズ 70~80万

中堅ハウスメーカー18社の平均坪単価

アイフルホーム 45~55万
アエラホーム 40~50万
アキュラホーム 40~50万
菊池建設 40万~60万
クレバリーホーム 45~55万
サンヨーホームズ 55~70万
スウェーデンハウス 80万
セルコホーム 40~70万
大成建設ハウジング 60~80万
土屋ホーム 60~75万
東急ホームズ 50~60万
トヨタホーム 60~70万
日本ハウスホールディングス 55~65万
フジ住宅 50~60万
ボラス 39万
三菱地所ホーム 70~80万
ヤマダ・エスバイエルホーム 55~65万
ユニバーサルホーム 40~50万

大手ハウスメーカーと中堅ハウスメーカーとの坪単価かなり違いがあるのが、お分かりでしょうか?

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大手ハウスメーカーは60万~80万、中堅ハウスメーカーは40万円台から50万円台まで建てる住宅の仕様により多くの差が出ます。

この坪単価の差はどんなところなのでしょうか?

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ハウスメーカーの家の値段の決め方

依頼するハウスメーカーにより大きな価格差がでてきます。

家の値段は

原価 + 労務費 + 経費 + 利益

これが家の価格の方程式です。

大手ハウスメーカーは大量の資材の仕入れのため原価は安くあがります、しかし多くの社員を抱えておりデザインや宣伝広告費など会社が大きな分経費も多く費やします。

中堅ハウスメーカーとしては原価は大手ハウスメーカーほど原価は安いないですが経費と利益を抑えて坪単価を下げています。

ここで問題になるのは1番重要な労務費です。

家を建てることは多くの人の手が必要となり、この労務費を抑えて安さをアピールしている会社は避けたほうがよいでしょう。

家を建てるにあたり、多くのハウスメーカーから見積もりなどを取られると思います。

土地や建物のデザイン・機能性など5社の見積もりを取ればほぼ横並びになるのが一般的です。

その中でひときわ「安い!」という会社は避けるべきでしょう。

企業であれば良いものを作り利益を得るのがあたりまえですが、他の競合社より劇的に安いのは何故でしょう。

利益を削るということをしないのが企業ならば、労務費や原価(原材料費)など家づくりの根幹をなす場所を抑えている可能性があります。

よい家づくりをしたいのであれば、安さだけを売りにしている会社は要注意です。

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デザイン性の高さでは大手ハウスメーカーが有利

ハウスメーカーにより坪単価にはかなりの開きがあることが分かりました。

次に大手ハウスメーカーと中堅ハウスメーカーそれぞれのメリットについて、ご説明致します。

最初に取り上げるのは、家のデザイン性です。

雑誌に出てくるようなデザイン・耐震構造に優れ・省エネ住宅を希望されているのであれば大手ハウスメーカーが有利でしょう。

もちろんその分価格は上がりますし、どちらかと言えば中堅ハウスメーカーの方が値引きに応じやすいですが大手ハウスメーカーの値引きは厳しい場合ほとんどです。

規格通りなら大手ハウスメーカーが有利

家を建てたい土地が、特に難のない土地でモデルハウス通りの家を希望されるのであれば、大手ハウスメーカーへの依頼が有利でしょう。

この難のない土地というのは、変形の土地・土地が極端に狭い場合など大手ハウスメーカーが苦手とする規格外の土地という意味です。

このような土地に家を建てたいのであれば、小回りのきくまた注文住宅を多く扱っている工務店系のハウスメーカーへの依頼がベストでしょう。

大手ハウスメーカーはこのような個別に細かい調整の必要な家への対応は規格外として受けるのは可能ですが、費用が高くなりがちです。

土地が規格外なら中堅ハウスメーカーへ相談を

具体的な例をご案内しますね。

変形・狭小な土地・傾斜地などに建てる家はちょっと大変そうですよね。

でも中堅ハウスメーカーや工務店ならば、規格外の家を作りも引き受けてくれるでしょう。

大手ハウスメーカーでももちろん受けることができますが、規格外は高くなる傾向にあります。

ローコスト住宅は中堅ハウスメーカーが多いが問題あり

若い世代に人気のローコスト住宅はやはり中堅ハウスメーカーが多いようです。

シンプルな外観と価格の安さに惹かれる方もいるでしょう。

その安さのからくりはどこにあるのでしょうか?

答えは

原価 + 労務費 + 経費 + 利益

家づくりの価格を決めるこれら全ての部分を削ることです。

そうでもしなければこのような価格はでてこないのです。

耐久性にも疑問がありますが、労務費にも不安があります。

しかもローコスト住宅は断熱性にも難ありです。

全般的に言えることですが、安さにはやはりそれなりの理由があるということです。

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中堅ハウスメーカーの得意分野

大手ハウスメーカーに負けない特色を出している中堅ハウスメーカーをご紹介しますね。

セルコホーム(カナダ直輸入住宅)

カラフルな外観と宅内の機密性に優れている輸入住宅を専門に扱っているのが

このセルコホームです。

フランチャイズ型での販売店が多く、家の出来不出来は当地の工務店のよるという口コミがあります。

しかし、特筆すべきは外壁にレンガが多く使われておりメンテナンスフリーを打ち出している。

アキュラホーム(狭小住宅・ローコスト住宅)

アキュラホームは特殊な地形などにも対応できる注文住宅という特色をだしています。

高低差のある土地にも柔軟に対応できるのが中堅ハウスメーカーの強みといえるでしょう。

大成建設ハウジング(PALCONコンクリート住宅)

パルコンといえばコンクリート住宅として有名ですよね。

コンクリートパネルを使うハウスメーカーはこの大成建設ハウジングくらいしかないというのが実情です。

中堅ハウスメーカーの中でもひときわ高い坪単価は火災や地震に強い堅牢な住宅という強みが有るからです。

このようなコンクリート住宅は,火災に強いために火災保険が安くすむというメリットがある反面、固定資産税はやや割高です。

またコンクリート住宅の強みの3階建てや屋上庭園も実現可能です。

庭が欲しくても持てない方も屋上に庭を持つことができます。

大手と中堅ハウスメーカーを選ぶ決め手

大手ハウスメーカーと中堅ハウスメーカー坪単価や特徴などをおつたえしてまいりました。

家づくりでは多くの選択肢やまた建てる条件など様々です。

家を建てたいと思う人が選ぶハウスメーカーは何がベストなのでしょうか?

大手ハウスメーカーと中堅ハウスメーカーのメリットをまとめてみました。

大手ハウスメーカーのメリット

・高いが最新工法や耐震構造に優れている
・長期保証などメンテナンスが安心
・デザイン性が高い

中堅ハウスメーカーのメリット

・中堅ハウスメーカー独自のメリットを活かした家づくりができる
・狭小・変形地規格外の土地なら大手ハウスメーカーより安くなる場合がある
・値引きが大きい会社が多い

大手ハウスメーカーは大企業で安心という反面、坪単価は高いです。

中堅ハウスメーカーも高い会社は大手ハウスメーカーと同等というところもありますが得意分野を活かした家づくりが魅力です。

最初は大手ハウスメーカーや中堅ハウスメーカーなどこだわらず多くのモデルハウスに行ってみましょう。

そこで家づくりについて相談や説明できるハウスメーカーの営業さんを見つけることからはじまります。

・自分の建てたい家の希望をしっかり聞いてくれる
・見積もりが高くてもその理由を説明できるハウスメーカー
・狭小・変形地規格外の土地やこだわりを聞いて貰える
・中堅ハウスメーカーなら特色や強みを生かせるメーカー
・建てた後のメンテナンスについても相談できる

間取りについて

・リビングルームや他の部屋への動線について説明できる
・部屋配置の理由
・収納や寝室の大きさと使い勝手

設備について

・水回りの設備
ランクにより金額の差が大きく出る場所ですが希望の通りになっているか
・壁の色や種類、性質(吸湿性や機能性のある壁紙も多い)
・床材もフローリングだけでなく、2世帯住宅なら防音効果のなるフローリングやクッションフロアもある

これら設備や基本内装も選ばなければなりません。

まとめ

一般住宅を建てるには沢山決めることがありますが、普通の人にはほとんど体験したことがない内容です。

家づくり初心者のユーザーに対して良心的な提案力やプランニング力の高さもハウスメーカーには求められています。

ユーザーとしてはこのような沢山の事を気軽に話し合えるハウスメーカーと出会うことができれば安心です。

その上で「大手ハウスメーカーの耐震構造や省エネ住宅などに期待したい」「ローコスト住宅だがしっかりした工事をして貰える」など現実的なプランで、また安心できる施工をして貰えるハウスメーカーを選びましょう。

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